小児科とは
小児科は、新生児から乳児、幼児、学童、思春期のお子さまを主な対象として治療やケアを行う診療科です。お子さまは成人に比べて体も小さく、心身ともに発達段階にあるため、ちょっとした環境の変化で発熱したり、おなかを壊したり、嘔吐したり、皮膚疾患を引き起こしたりします。母親から受け継いだ免疫機能も、生後6か月頃から急速に低下するため、細菌感染が重症化することもしばしば見られます。
そのため、成人とは若干異なった視点に立ち、お子さまの健康を見守り、必要に応じて病気の治療を行っていきます。詳しい検査や入院加療、手術などが必要なときは、周辺の地域連携病院への紹介状を作成いたします。耳鼻咽喉科や眼科などの疾患の場合は、それぞれの専門医をご紹介いたします。
地域のお子さまのかかりつけ医です
乳幼児期のお子さまは、体調がすぐれず、痛みや違和感を覚えていたとしても、具合の悪さを上手く言葉で伝えることが出来ません。そのため、泣いたり、ぐずったり、不機嫌になることがよくあるのですが、これらの兆候が病気によるものなのか否かは判断が難しいこともあります。
当クリニックは、風邪や発熱、鼻づまり、嘔吐、咳などの症状をしっかりと見極め、地域にお住まいのお子さまの健全な成長を見守っていきます。お住まいのお子さまの「かかりつけ医」として、常に信頼される医療機関となれるよう院長・スタッフ一同、丁寧に治療やケアを行っていきますので、お気軽にご受診ください。
なお、問診の結果、さらに詳しい検査が必要なときは、当クリニックと連携している高度医療機関や地域医療支援病院をご紹介いたします。外科や整形外科、耳鼻咽喉科、眼科などの専門的な疾患についても、それぞれの専門医へと治療をつないでいきます。
受診時の注意点
診療は原則として受付の順番通りに行いますが、緊急治療が必要なお子さまや、強い急性症状のお子さまがいるときは、診療の順番が前後することもあります。あらかじめご了承ください。また、インフルエンザや風疹・麻疹、おたふくかぜ、水ぼうそうなど、周囲に感染を広げるおそれのある病気の疑いがある場合は、来院する前に電話などで当クリニックのスタッフまでお申し出ください。
このような症状の方はご相談を
- 高熱が出た
- 水を飲んでくれなくて、おしっこが出ない
- 嘔吐や下痢が続いている
- 顔色が蒼白になっている
- なんとなく元気が無い
- ぐったりしている、意識がはっきりしない
- けいれんを起こした
- 皮膚の色が青紫色になり、息苦しそう
- 発疹がある
- 咳や鼻水が続く
- 機嫌が悪い
- うんちに血が混じっている、色がいつもと違う
- 泣き方がいつもと違う
- 呼吸が苦しそう
など