健康診断について
殆どの方は、生活習慣病を始めとする病気のリスクを減らし、健康で長生きしていきたいと考えています。しかし、実際には様々な病気によって入院を余儀なくされたり、病気で寿命を縮めてしまうことがよくあります。残念ながら、こうした病気のリスクをゼロにすることは出来ません。しかし、定期的な健康診断によって病気を早期発見することにより、病気が悪化するリスクを減らすことは十分に可能です。
バランスの取れた食生活や適度な運動などのセルフケアももちろん重要なのですが、それでも疾病リスクをゼロにすることは出来ませんので、定期健診によって病気を早期発見し、早期治療に繋げていく必要があるのです。
各種健診を受け付けています
様々な検査(血液検査、尿検査など)によってご自身の健康状態を把握しておくことは、「どのような点に気を付ければよいのか」を考えるうえでも、とても参考になります。例えば、血液中の中性脂肪量などが多いのであれば、これを改善するための食生活や運動を心がけ、脂質異常症を悪化させないようにすることが出来るのです。
当クリニックでは、労働安全衛生法に基づく雇入時の健診や定期健診、地方自治体の特定健診のほか、各種自費健診も受け付けております。受診をご希望の方は、お電話や電子メールにてお気軽にご相談ください。
健康診断は予約制となっておりますのでお電話にて予約をお取りください。048-471-1688
雇入時の健康診断について
事業者は、常時使用する労働者に対し、下記の項目について、医師による健康診断を受けなければなりません(労働安全衛生規則第43条)。
- 既往症、業務歴の調査
- 自覚症状、および他覚症状の有無の検査
- 身長、体重の検査、および腹囲の測定
- 胸部X線検査
- 血圧の測定
- 貧血検査(血色素量、赤血球数)
- 肝機能検査(ALT、AST、γ-GT)
- 血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド)
- 血糖検査(空腹時血糖、またはHbA1c)
- 尿検査(尿中の糖、および蛋白の有無の検査)
- 心電図検査
企業の定期健診について
事業者は、年に1回(深夜業や坑内労働などの特定業務従事者は年2回)以上、定期的に下記項目の健康診断を行わなければなりません(労働安全衛生規則第44条)
- 既往症、業務歴の調査
- 自覚症状、および他覚症状の有無の検査
- 身長、体重、および腹囲の測定
- 胸部X線検査、および喀痰検査
- 血圧の測定
- 貧血検査(血色素量、赤血球数)
- 肝機能検査(ALT、AST、γ-GT)
- 血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド)
- 血糖検査(空腹時血糖、またはHbA1c)
- 尿検査(尿中の糖、および蛋白の有無の検査)
- 心電図検査
※身長・腹囲、胸部X線、喀痰、貧血、肝機能、血中脂質、血糖、心電図の各検査については、医師が必要でないと認めた場合には、省略することが出来ます。
地方自治体の特定健診の主な検査項目
- 基本的な健診項目
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- 既往歴の調査(これまでに罹患したことのある病気、服薬歴、喫煙習慣など)
- 身体診察(自覚症状や他覚症状の有無)
- 身長、体重、腹囲の検査
- BMIの測定(体重と身長に基づく肥満度)
- 血圧の測定
- 肝機能検査(AST、ALT、γ-GTP)
- 血中脂質検査(中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロールなど)
- 血糖検査(空腹時血糖、またはヘモグロビンA1c)
- 尿検査(尿中の糖、および蛋白の有無)
など
- 詳細な健診項目
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- 貧血検査(貧血の既往歴を有する者、または視診などで貧血が疑われる者)
- 心電図検査(高血圧や不整脈が疑われれる者)
- 血清クレアチニン検査(血圧または血糖が基準値以上の場合)
など
※詳細な健診項目は、実施基準に該当する方のうち、医師が必要と認める場合に行われます(希望制ではありません)。
自費健診
特に体調が悪いわけではないけれど、何らかの病気が隠れているかもしれないから健康診断を受けてみよう。そのように思われた方の場合、疾病治療を目的とした健康保険は適用されませんので、「自費」となります。(検査項目はご自身で選択できます)。